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ここでは20代の平均貯蓄額からおすすめできる投資の種類やメリット・デメリットについて説明。投資を20代で始めた人の声も集めました。
中国ろうきんの資料データ(金融広報中央委員会「2019年 家計の金融行動に関する世論調査」)によれば、20代の平均貯蓄額は単身世帯で80万円、二人以上世帯で165万円となっています。両者の平均をとってみても120万円程度となり、この世代ではまだ貯蓄に回す余裕がそれほどないと考えられます。
仮に年収240万円の2人が将来に備えて20%貯蓄を含めた資産運用に充てると考えると年間で20万円、月当たり1.67万円です。大きな投資はできなくても投資信託やREIT(不動産投資信託)なら少額から始められます。
若い時から投資を始める大きなメリットとしては長期に渡って無理のない投資が続けられる点です。最初は投資信託のような比較的リスクの小さいものからスタートし、投資に慣れてきたら本格的に不動産投資に挑戦することも可能です。
20代だと年収が低く銀行から融資が受けにくいこともありますが、日本政策金融公庫など政府系金融機関を利用することができます。アパート経営などの不動産投資で借入れをしても年齢が高くならないうちに完済できるメリットもあります。
20代は若さが強みなのですが、人生経験が浅いという弱点もあります。安易に投資を始めると経験や知識不足により失敗してしまうことがあります。まずは不動産投資についてしっかりとした知識をつけることです。
またウマい話に惑わされないことです。利回りが突出して高かったり、「絶対に儲かる」などの甘い言葉に騙されると痛い目にあうことになります。また投資に充てる割合を決めておくことでリスクを回避することができます。
20代半ばから不動産投資を始めましたがセミナーに参加しても若者、しかも女性には冷たく個別相談も後回しにされました。でもこれからを担うのは若者なので頑張ります。
土地値物件を探しようやく見つけた木造アパート物件。若いので金融機関から心配されながらも融資を受けることができ、1棟目は月7万円のキャッシュフローを実現できました。
1棟目は大手企業務めでも融資が厳しかったです。不動産投資はゆっくり進めるビジネスでやらないとわかりません。買えば買うほど経験値も上がり自分の方法が見つかります。
20代でアパート投資で資産運用始める場合は、将来に向けて投資計画をしっかり立てられる人がおすすめです。基本的には家賃収入により運用する考え方ですので、一攫千金を狙うような人には向きません。
そのため融資が完済するまでにどのくらいの収益があるか想定して、何年後に売却するなど出口戦略も考えなければなりません。やれば儲かるものとは考えずに堅実に経験を積み重ねていける人なら20代でも十分投資が可能です。