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ここでは30代の平均貯蓄額の数字から投資を始めるとどのようなメリットがあるのか、また注意すべき点などを紹介。30代の投資家の声もまとめました。
厚生労働省の2019年国民生活基礎調査によれば、30代(30~39歳)の平均貯蓄額は530万円であることがわかっています。29歳以下の179.8万円と比べると2倍以上にもなっており資金的に余裕が出始める時期と言えます。
一方で結婚費用や教育資金、住宅購入などライフイベントも多くなり出費も嵩みます。貯蓄の中には生命保険や債券、株式投資なども含まれており、生活費とのバランスを考えた資産運用が必要になります。
30代になると仕事も軌道に乗り始め20代の頃よりも資金的余裕が生まれ、思い切った投資が可能になります。不動産投資のように長期的な家賃収入を得るタイプや株式投資やFXのように短期収益を狙うものなど選択肢も多くなります。
本格的に投資を始めようと考えるなら年収がアップする30代が適していると言えます。多少の失敗をしても取り戻すことはできますしアパート経営のような長期投資はライフプランを考えるきっかけにもなります。
30代から投資を始めると順調に進めば収益がアップして再投資額も増えていきます。注意すべき点はどのような投資であっても、必ずリスクがあるということです。したがって常に投資をしているという自覚が必要です。
投資には価格変動リスクがあります。誰かに任せきりにしたり放置してしまうと、いつのまにか損失が出ていたということになりかねません。本業が忙しい場合は動きが緩やかな不動産投資や投資信託など長期投資の方が安全です。
運良く政策金融公庫から融資を受けられてので不動産投資を開始。思ったより地味な世界で利回りも短期投資のように高くはないので、それに耐えられる性格かどうかが重要です。
他人の言葉を鵜呑みにしないことを基本にしています。情報にバイアスをかけないことを意識してます。重要なことは「論理的な根拠があって事実に基づいたものなのか」です。
直接メールでどんな物件を買えばよいか聞かれますが、よく勉強してから『新築木造で準耐火構造の一棟アパート、駅10分以内。出来れば10戸』を買うのがよいと思います。
30代は収入も支出も多くなる時期ですので、バランス配分を考えて投資計画を建てられる人が向いています。アパート投資は短期的に収益を得るタイプの投資ではないので、他の投資との区別がつくことが前提です。
またどのような投資も同じですが目先の利回りに左右されずに、かかる税金や管理費なども冷静になって考えられないと失敗します。他の投資商品も勉強した上で、自分に合っていると感じることができれば大丈夫でしょう。